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リプログラミング前駆体組成物およびその使用方法
公開日 | 2016/09/01 |
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発明者 | エヴァンス ロナルド、ほか |
出願人 | ソーク インスティチュート フォー バイオロジカル スタディーズ |
発明の名称 | リプログラミング前駆体組成物およびその使用方法 |
発明の概要 (産業上の利用分野等) |
本発明は、哺乳動物人工多能性幹細胞前駆体を選択するための方法に関し、(i)参照細胞と比べて増加した発現レベルのERRα、ERRγ、またはそれらの両方から選択される内因性エストロゲン関連受容体(ERR)、(ii)参照細胞と比べて増加したレベルのPGC-1α、PGC-1β、および/またはイソクエン酸デヒドロゲナーゼ3(IDH3)、ならびに(iii)ERR発現細胞における、参照細胞と比べて増加した酸化的リン酸化活性および増加した解糖の一方または両方を選択指標として使用して、当該人工多能性幹細胞前駆体を選択する工程を含み、当該人工多能性幹細胞前駆体はOct4、Sox2、Klf4、およびcMycリプログラミングマーカーを発現し、かつ(a)参照細胞と比べて低下したレベルのSca1およびCD34の発現、または(b)参照細胞と比べて増加したレベルのNADH、α-ケトグルタル酸、細胞ATP、NADH/NAD+比、ミトコンドリアATP5G1、SDHB、IDH3およびNDUFA2、SOD2、NOX4、カタラーゼ、もしくはそれらの組み合わせから選択される分析物の発現のいずれか一方または両方を有する(該参照細胞は検出可能レベルのSca1およびCD34を発現するかまたはOct4、Sox2、Klf4、およびcMycのうちの1つもしくは複数を検出可能なレベルで発現しない細胞)。当該人工多能性幹細胞前駆体から高効率で人工多能性幹細胞(iPSC)を得ることができる。 |