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培養装置及び培養方法

公開日 2017/01/12
発明者 中辻憲夫、ほか
出願人 京都大学、ほか
発明の名称 培養装置及び培養方法
発明の概要
(産業上の利用分野等)

本発明は、ヒト多能性幹細胞の培養において遠心分離を必要とせずに継代を実現する手段を提供する。好ましい形態として、第1培養容器及び第2培養容器へそれぞれ供給及び排出する液体給排機構と、液体給排機構を制御する給排制御部を具備し、該液体給排機構にヒト多能性幹細胞が培養された上記第1培養容器から培地を流出させる工程、培地が排出された該第1培養容器に剥離液を流入させる工程、該第1培養容器から剥離液を流出させる工程と、剥離液が排出された該第1培養容器に培地を流入させて細胞を剥離する工程と、該第1培養容器から細胞懸濁液を流出させ、該細胞懸濁液に含まれる細胞塊を崩壊させる工程と、崩壊された細胞塊を含む該細胞懸濁液を上記第2培養容器へ流入させ移動させる工程と、細胞懸濁液が流入された該第2培養容器において細胞が第2培養容器に十分に接着した後、該第2培養容器の培地を交換する工程とを実行する、ヒト多能性幹細胞の培養装置に関する。